つかの間の休日。忙しない日常から逃れ、身体と心を癒すために訪れた茂木。
夕方、私たちは「NAGASAKI SEASIDE HOTEL 月と海」に宿泊するため長崎市内から20分ほどバスに揺られ、その地を訪れました。そこはゆったりと時間が流れる素敵な漁師の街。夜は併設のレストラン「波まち食堂mog」にて美味しい茂木料理をいただきました。大きなアジのフライ、ネギたっぷりの餃子、牛肉のパテに舌鼓を打ちながら友人と話し込んで、気づけば夜中の2時過ぎ。流石に明日も早いからとそれぞれ解散して、はっと目を覚ましたら朝の6時30分。
布団から見える朝焼けがなんと美しいことやら。こんなに贅沢な朝はないと、まだ日の出前の空に見惚れていたら、ちょっと海辺をお散歩したくなりまして。
日の出が近づくにつれ、刻一刻と変わる空の表情。
そうだ、モルックしよう。
眠気まなこで思考もろくに働かない私は、おもむろに海辺でスキットルを並べ始めました。
モルック…?
ここで初めて自己紹介をさせていただきますが、私はやぎちゃんと言います。ただの長崎市民ですがモルックが好きで、いろんな場所でいろんな方とモルックを楽しんでいます。
モルックはフィンランド発祥のスポーツ。「スキットル」と呼ばれる木の棒を、「モルック」と呼ばれる木の棒で倒し、点数を獲得していく至ってシンプルなゲームです。
モルックの遊び方→https://molkky.jp/molkky/
なんと言っても、どこでも誰でも遊べるのがモルックの素敵なところ!
モルックのセットとちょっとした空間があれば、いつでも始められます。この気軽さに私は魅了され、あちこち行くたびにモルックを楽しんでいます。加えてこのモルック、映えるんです。嘘だと思った方は、こちらをご覧ください。
ね、なんかエモいでしょ。この光景のことを私たちは「エモルック(エモいモルック)」と呼んでいます。
こうして登りゆく朝日に照らされながら、静かにモルックを楽しむことでゆっくりと身体を目覚めさせることができました。ひとり心地よい木がぶつかる音に耳を傾けていたら、いつの間にかオーディエンスが…!
モルックが持つ不思議な力は「自然と人を巻き込む」ことです。
最初は2人でプレイしていたのに、いつの間にか10人ほどの参加者になることも…。
スポーツ自体の珍しさはもちろんですが、投げて倒すだけなのに絶妙に難しいというところも相まって、「自分もやってみたい…!」と思わせるのでしょうね。
加えてモルックはその人の人間性を引き出す力もあります。どのスキットルを倒すか、モルックの投げ方、倒れたスキットルを戻しにいくか否か、得点を取った時・外した時の反応などなど…
一緒に遊ぶことでその人の意外な一面に気づくこともできますよ!
こちらは別日に茂木の公園でモルックをしてみた時の様子です。この日も通りすがりの親連れや地域の皆様とモルックを楽しみ、あっという間に仲良くなりました。ご覧の通り、子供から大人はたまた高齢の方まで一緒になって遊べるも魅力の1つです。
ぜひ皆さんも茂木にお越しの際、
朝モルックでのんびり身体のスイッチを入れてみてはいかがしょうか。
ちなみに、モルックのあとお腹が空いた足で朝食を買って、海を見ながらいただくのも最高ですよ!